ひとことに「長野県」といっても
長野県は面積が広いので(全国4位)
場所によって気温・降雪量・湿度などが大きく異なる。
長野県の中でも北寄りの地域は
全国有数の豪雪地帯で四季を通して冷涼な気候。
逆に中南地域は降雪量も少なく穏やかな気候。
寒さや降雪に関しては
自分がその地域に順応できるかどうか
しっかりエリアのもつ気候特性を理解して
吟味した方が良いでしょう。
この記事では
長野県を10の地域に分けて、気候や街の特長などを解説します!
ワタシのプロフィール
- 2017年に登山が好きで東京から長野へ I ターン移住
- 移住当時37歳独身(現在は結婚して2児の母)
- 職業:DTPデザイナー
- 移住のことや子育て、くらしのことをブログに書いてます
長野各地の気候の違い
長野県は南北に広く、山脈などの地形の差も大きいため
各地域ごとに、気候や交通の利便性などにはっきりと特色があります。
そんな長野県の各地の特徴を
大きく10のエリアに分けて紹介します。
(楽園信州より一部引用
北アルプス地域
主な市町村:[大町市、池田町、松川村、白馬村、小谷村]
四季を通して涼やか。
南部は雨の少ない内陸性気候
北部は有数の豪雪地帯
エリアの特長
県の北西部、北アルプスのふもとに位置し
個性豊かなスキー場で有名な白馬・八方尾根
豊かな自然のあふれる栂池自然公園などを有する国内有数のリゾート地として有名。
山岳観光都市でもあり、立山黒部山域の登山の玄関口でもある。

南部は雪も少なくのどかな田園地帯。
松本にも近く利便性が高い。
「のんびり田舎移住」をイメージするならこのエリアは要チェック。
北信地域
主な市町村:[中野市、飯山市、山ノ内町、木島平村、野沢温泉村、栄村]
四季がはっきりしていて昼夜の気温差が大きい
北側の地域は日本有数の豪雪地帯
エリアの特長
志賀高原や苗場山、北信五岳などの豊かな自然と
湯田中温泉郷や野沢温泉など温泉資源に恵まれた観光地。
国際的にも有名なスノーリゾートのほか
夏季にはトレイルやキャンプ、自転車、ラフティングなど
通年を通してアクティビティを楽しめるリゾート地。

オシャレな北欧式サウナ施設なども登場
新しい観光スポットとして注目されている
長野地域
主な市町村:[長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村]
1日・1年の気温差が大きい盆地エリア
「夏暑く冬寒い」典型的な内陸性気候
エリアの特長
善光寺をはじめとする歴史的遺産、
温泉や国立公園、伝統文化体験など
豊かな観光資源を有する。
新幹線や高速道路が便利に使えて
首都圏や北陸圏へのアクセスが良い。

程よく都会で程よく自然に恵まれたハイブリットエリア
長野の県庁所在地は長野市
松本地域
主な市町村:[松本市、塩尻市、安曇野市、麻績村、生坂村、山形村、朝日村、筑北村]
年間を通して湿度が低く過ごしやすい。
降水量が少なく、晴れの日が多い安定した気候
エリアの特長
長野県の中央に位置し
美ヶ原高原、上高地、乗鞍高原、安曇野など名だたる観光地のほか
温泉、美術館・博物館、歴史的遺産など
多彩な魅力を備えた地域となっています。
新宿から特急列車があり首都圏からアクセス良好。
長野地域と同様、程よく都会で程よく自然に恵まれたハイブリットエリア。

北部に比べて降雪量が少なく気温も安定している
「THE長野の大自然」って感じで長野移住初心者にちょうどいい
上田地域
主な市町村:[上田市、東御市、長和町、青木村]
昼と夜の気温の差が大きく湿度が低い。
年間降水量が少なく晴天率が高い。穏やかな気候の地域
エリアの特長
活火山で有名な浅間山の麓に広がる地域。
NHK大河ドラマでヒットした「真田丸」で有名な
上田城が観光スポットとして有名。
歴史を感じる古社寺や宿場の名残がある町並みの中に
オシャレなカフェや雑貨店などが点在する。
ワイン用のブドウ栽培に適した気候で、ワイナリー文化も発展している。

1年を通して晴れが多いので気持ちよく過ごせる
ゆるやかな地形が織りなす美しい風景を楽しめる
佐久地域
主な市町村:[小諸市、佐久市、小海町、佐久穂町、軽井沢町、川上村、南牧村、南相木村、北相木村、御代田町、立科町]
晴天率が高く、冷涼な気候。
雪は少なめ
エリアの特長
北に浅間山、南に蓼科山、八ヶ岳をのぞむ
豊かな自然に恵まれた地域。
国際的な別荘地として有名な軽井沢をはじめ、
観光リゾート地が広がる。
首都圏から新幹線や高速道路で行き来しやすい。
日帰り登山やキャンプ、スキー、釣りなどの
充実したアクティビティが楽しめる。

首都圏からのアクセスが良い
晴れが多く雪が少ない気候のため、移住者からの人気も高い
諏訪地域
主な市町村:[岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村]
内陸性気候で夏でも湿度が低く過ごしやすい。
冬はマイナス10℃以下の日もあるが降雪量はそれほど多くない。
エリアの特長
標高759mにある県内最大の湖、諏訪湖を中心に
八ヶ岳、蓼科高原、霧ヶ峰高原など個性豊かな自然環境。
日本の真ん中あたりに位置しているため
東京だけでなく名古屋まで約2時間半で行ける好アクセス。

湿度の低い爽やかな気候
生活環境が整った街並みで便利に暮らせる
八ヶ岳などの大自然も近いので程よい田舎暮らしを満喫できる
木曽地域
主な市町村:[上松町、南木曽町、木曽町、木祖村、王滝村、大桑村]
山間集落エリア。
夏は比較的涼しく湿度も少ない。
冬は冷え込みが厳しいが、大量の積雪はめったにない。
エリアの特長
土地の約9割を森林が占める。
西の御嶽山と東の中央アルプスに挟まれた
険しい地形と自然の豊かな地域。
江戸時代の名残が残る宿場などの史跡があり
自然と歴史を求める観光客に人気。
木曽の文化や伝統は日本遺産としても有名。

中央アルプスと御嶽山系に挟まれた
静かで涼やかな森に覆われたエリア
上伊那地域
主な市町村:[伊那市、駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、飯島町、南箕輪村、中川村、宮田村]
内陸性気候で日照時間が長く、晴天率も高い
降雪量も少ない
エリアの特長
上伊那は長野県のほぼ真ん中。
天竜川に沿った盆地に各市町村があり
中央アルプスと南アルプスの素朴で自然豊かな地域。
高速道路を利用すれば関東や関西・中京圏からの
アクセスも良く、高速バスを利用した移動も便利。

湿度が少なく積雪も少ないので暮らしやすい
子育て支援や生活支援が充実している移住人気エリア
南信州地域
主な市町村:[飯田市、松川町、高森町、阿南町、阿智村、平谷村、根羽村、下條村、売木村、天龍村、泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村]
位置により標高差が大きく気候も様々だが、比較的暖かで晴れが多い。
朝晩は冷えるが積雪は少ない
エリアの特長
穏やかな気候と南アルプスを臨む
雄大な自然に恵まれた地域で山、里、街の暮らしを満喫できる。
日本一星空が美しいといわれる阿智村を含む
南信州エリアは、晴れが多く穏やかな気候。

長野県の中でも最も首都圏・中京圏からのアクセスが良い
寒さや雪のハードルが低く、多くの移住者が集う
ざっくりとではありますが、
各地域の気候や風土の特徴を紹介しました。
どんなに理想のイメージがあれど、
その土地の気温や積雪量などが自分に合っていなければ、
暮らしを続けることはできない。
自分だけでなく、
ともに暮らす家族がいるのであれば、
家族の生活や住まいの配慮も必要になる。
移住を検討する際は、「移住してやりたいこと」の他に
「気候風土」まで考えるべき。
信州の冬はやっぱり寒い
各エリアで気候の差はあれど
長野はやっぱり寒い。
冬の寒さをどんな工夫で乗り切っているのか参考記事コチラ↓
余談ですが
冬はもこもこスリッパで防寒していましたが、
スリッパって洗濯しにくいので
毎日の脱ぎ履きでによる衛生面が気になる。

気軽に洗えて暖かい、足元防寒靴下みつけました。
足元の体感温度がだいぶ違います!
スリッパより足に密着するので、段差や階段で脱げるストレスも少ない!
移住してから冬はずっとコレ家の中で履いてます。
