関東や日本の南西部在住で移住を考えている方は、
冬の寒さはどんなものか気になるはず。
結論から言うと、しっかり寒いです。
長野県全体の冬季平均気温はこんな感じ。
最低気温 | 最高気温 | |
12月 | −1.5℃ | 6.9℃ |
1月 | −3.8℃ | 3.8℃ |
2月 | -3.7℃ | 5.3℃ |
※気象庁データより抜粋 長野過去気象データ
12月〜2月は日中最高気温が0℃を下回る日もあります。
長野県は南北に長い県なので、
南信と北信では大きく気候気温異なります。
(県全体の各エリアの気候情報はこちらにも書きましたので参考まで↓)
長野県の中でも主要都市である
中南信(塩尻松本地域)と
北信(長野地域)
に住んだことがあるので、
その辺りでの冬季の過ごし方についてご紹介します。
(上記2エリアについては多少気温や降雪量の差はあるけれど、だいたい似たような気候です。)
ワタシのプロフィール
- 2017年に登山が好きで東京から長野へ I ターン移住
- 移住当時37歳独身(現在は結婚して2児の母)
- 職業:DTPデザイナー
- 移住のことや子育て、くらしのことをブログに書いてます
この記事では
東京出身でめちゃくちゃ寒がりなワタシが長野に移住して体感した寒さや対策を書きます!
どのくらい寒い?雪は降る?
一年のうち、一番寒いのはやはり1〜2月。
長野市では平均最低気温が−4〜5℃、平均最高気温が2〜3℃。
ちなみに松本市はもう少し暖かく、平均最高気温が4〜5℃。
- 植え込みに霜が降りたり、水たまりが凍ったりする寒さ。
- 朝の未暖房の室内は白い息がでることもある。
- 低気温のせいで、ときどき空気が凍って氷の結晶が舞っている。
東京では平均最低気温が約−1℃、
平均最高気温が9〜10℃。
東京では、気温がマイナスするなんてめちゃくちゃ寒い日!だったけれど
長野では最高気温が氷点下ってこともザラにある。
降雪については、
冬は毎日のように雪が降り積もり
雪国のようになるのかと思っていたけれど
平野部は思ったより降雪が少ない。
月に1〜2回まとまった雪が降って
あとはうっすら積もらない程度に降るくらい。
(いやしかし山間部はよく降るようです)
暖房器具と光熱費は?
現在の住まい(以下の状態)で冬季にかかる光熱費について書きます。
- 一軒家(築5年)
- 家族4人暮らし(夫婦と子供3歳&1歳)
- LDK床暖房+エアコン(電気) or 灯油ストーブ
- だいたい家族共にLDKで過ごす(各人が個室で過ごすことはない)
- 1日を通じて室温は大体20℃前後に設定
- 就寝寝時は無暖房
よくある一般的な、コンパクト家族の一軒家というところです。
そんなコンパクト一軒家の
冬期にかかる光熱費はこちら(だいたい)。
- 床暖房+エアコン代:月@12,000〜15,000円弱
- 灯油代:月8,000円程度
- ガス代:月10,000円程度
- 合計:3〜4万円
上記は暖房費だけでなく
風呂や料理などに使用する電力やガス代も含まれています。
光熱費は抑えたいところですが
日常の寒さを我慢するのは心身ともにストレスになるので
ある程度は快適に過ごせる室温を保つようにしています。
普段の服装・防寒は?
ワタシはただでさえ寒がりなので
移住直後は冬の寒さに心が折れそうになりました。
誰もいない部屋に帰ったときは
灯油ストーブの前でだるまのように固まって
部屋があたたまるのを待つことも…。
暖房ガンガンつければ良いけれど
光熱費もバカにならない。
となると、東京にいたころと同じ服装ではアカン。
ヒートテックは極暖以上
重ね着上等
着衣を工夫することで
寒さと共存できるようになりました。
日中
上は
下着+タンクトップ
+極暖ヒートテック
+セーター
+羽織りシャツ
+カーディガン
家の中でもこの5層がスタンダード。
下は
極暖ヒートテック+ズボン
足元は
足首レッグウォーマー+遠赤外線靴下
外出には
ユニクロのダウンコート
+ネックウォーマー
+手袋
+耳当て
これだけすると多少モコるし着るのが面倒ですが
それなりに寒さがストレスにならないで過ごせます。
余談
冬はもこもこスリッパで防寒していましたが、スリッパって手洗いだったりして洗濯しにくいので衛生面が気になって。
気軽に洗えて暖かい、スリッパに代わる足元防寒グッズに切り替えました。
足元の体感温度がだいぶ違います!
スリッパより足に密着するので、段差や階段で脱げるストレスも少ない!
就寝
東京では夜寝るとき
ノーブラ&パジャマ程度の薄着で寝てました。
はじめ長野に移住した頃もそうしていました。
が、寒い。
- 夜、風呂後〜寝るまでが寒くて冷える
- 朝、起きた時ふとんから出れない
- 朝、着替えるのが地獄
特に朝、寒さのために布団から出れなかったり
着替えがおっくうになってしまうと
朝の限られた時間を有効に使えないのが嫌。
なので、肌に直接触れる服(下着や肌着)を
脱いだり着たりするのは風呂の前後に集約することにしました。
風呂上がり、パジャマの下には以下を着込む。
- 「ナイトブラ」を着用。朝の寒い中、裸になって下着をつけるのをやめた。
- 翌日着用する極暖ヒートテック上下を着込む。翌日は肌着も脱がなくて済む。
- 足首レッグウォーマーと靴下も着用。寝るまでに足先が冷えないので寝付きが早い。
「ナイトブラ」はこちらがオススメ。
しゅっとフィットしつつも締め付けない
つけている感覚を忘れるブラ。
産後のバストケアも気になっていたので一石二鳥!
ナイトブラといいつつ、日中もつけている。
これだけ着て寝ると、暑くて寝苦しくなることもある。
そういうときは一番上の層のパジャマを脱ぐ。
朝起きたら、
パジャマとその日に着る日中服に着替えるだけ。
下着と肌着の着替えがないだけで
だいぶ着替えのハードルが下がった。
いやどんだけ着るの?って感じですが、
寒さの体感には個人差があります。
上記はあくまで
「超寒がり冷え嫌いのアラフォー女」の話。
超寒さが苦手人間でも、
工夫次第で十分暖かく暮らしていける!ってことです。
洗濯物は乾きにくい?
気温が5℃をきると
洗濯物も乾きにくい(個人の感想です)
晴れの日は陽の光で薄物は乾くが、
綿のシャツや厚手のタオルは1日外に干していても
湿って終わる。
部屋干しでも湿って終わる。
そして部屋干しすると部屋の湿度が上がり
結露する。
※結露は窓の冊子が傷んだり、カビを促進しカビ胞子が拡散されるので、家にとっても健康にも良くない。
もう、これはアレを検討するしかない。
それは、乾燥機。
洗濯機も10年選手なので、
まずは一体型の洗濯乾燥機を検討。
電気の力で濡れた洗濯物を乾かすのは
かなり電力を消費するようで
1回の洗濯でのランニングコストがお高めな感じ。
さらに、洗濯物が乾き切らないとか
壊れやすいという話も聞く。
何より洗濯乾燥機自体の販売金額が
20〜30万円。
初期費用がかかりすぎる…。
ということで
単体のガス乾燥機を検討。
ガス乾燥機といえば乾太くん。
初期費用は
乾太くん本体
+他機材代
+工事設置費込みで
20万円以下で設置可能。
(住宅により設置費等金額異なります)
ランニングコストは
1回(5kg)の乾燥運転でのコストは約63円。
子供たちの洗濯物も増える一方だし。
乾太くん、君に決めた!
ってことで乾太くんを我が家にお迎えしました。
干さなくていい。
よく乾く。
部屋干し臭も匂わない。
控えめにいって乾太くん最高。
長野県のお洗濯には乾太くんの設置をオススメします。
冬道の車の運転は?
平野部では毎日雪が降るわけでもないので、
雪深い道をモリモリ運転することはたくさんありません。
我が家には
4駆車SUV車が1台と2駆車の軽自動車が1台あり
天気や気温、道路の状況で使い分けしています。
雪が降りたてて積もった日や、
雪の後に気温が低くてツルツルに凍ってる日は
4駆車で出動します。
そして、
スタッドレスタイヤは
マスト。
タイヤは10〜11月頃にスタッドレスタイヤに履き替えて
4〜5月頃ノーマルタイヤに戻します。
降雪時はスリップ&スタック注意の他
標識が見にくくなるし中央線が隠れるし
路肩が雪で埋まって道路が狭くなるし
単純に視界が悪いし。
普段の10倍運転に気を遣いますね…。
まとめ
長野県はそれなりに寒いけれど
自分に合った防寒対策をすれば
寒さがストレスになることもなく過ごせます。
寒さを理由にできないことを増やすより、
寒さと共存することで、
生活が快適で楽しくなると思います。
